太陽光発電| 最低限の用語集

太陽光発電の【最低限】の用語集

太陽光発電について調べていると、聞きなれない言葉が多く出てきます。

こちらでは【最低限の用語集】として、初心者にもわかりやすく解説致します。

【あ行】

維持費

太陽光発電システムの維持に係る費用。
『メンテナンスフリーで維持費もかからない』と言われますが、それは間違いです。
実際はメンテナンスをしなければ発電効率は落ちるので、
メーカー側も『4年に1回程度』を推奨しています。

メンテナンスの費用は1回約2万円。

また、保証期間が過ぎればパワコンの修理・交換の費用もかかりますし、売電メーターは10年に1度、交換が義務付けられています。
ただし、売電メーターについては『電力会社負担』の地域もあります。
(詳しくは『維持費は必要か』参照)

1kw(キロワット)あたりの単価

太陽光発電の相場の際によく使われます。
【導入価格】÷【設置システム数】=【1kwあたりの単価】となります。
例)4kwの太陽光発電を128万円で導入した場合
128万÷4kw=1kwあたり32万円となります。

1kwあたりの単価で相場を確認することで、『高い買い物』を避ける事が出来ます。
『最新相場はいくらくらい?』参照)

一括見積り

一度の見積り依頼で、複数の会社から同条件の見積りを複数得られるサービスです。

ネットでいつでも利用でき、無料なので非常に人気の高いサービスとなっています。
【同条件】で【複数】の見積りなので、簡単に比較できます。
(詳しくは『各販売店の特徴・一括見積もりサイト』参照)

【か行】

駆け込み需要

太陽光発電の売電単価は毎年度見直しが行われ、年々下がっています。
その為、『少しでも高い売電単価で契約したい』と毎年、年度末近くには問い合わせや契約の件数が激増します。

この【激増する】現象を【駆け込み需要】といいます。

駆け込み需要が起こると、各販売店は対応に時間がかかりますし、メーカーでは在庫不足が起こります。

じっくりと検討する時間が取れなくなる可能性もありますので、太陽光発電導入を検討している方は注意が必要です。

化合物系太陽光パネル

太陽光パネルの素材に、シリコンではなく化合物を使ったパネルで、
ソーラーフロンティアの『CIS太陽電池』が有名です。

発電効率はシリコン系パネルより劣りますが、影に強く、また早朝でも比較的発電するので、実発電量はシミュレーションよりも多くなる傾向にあります。

1枚あたりの発電量が少ないので、大きめの屋根には向いていますが、寄棟等の小さめな屋根には不向きです。

現在はシリコン系の太陽光パネルが主流ですが、研究が進み発電効率が上がれば、太陽光発電システムの低価格・高性能化が一気に進むと思われ、期待されているパネルでも有ります。

片流れ屋根

(『屋根』参照)

切妻屋根

(『屋根』参照)

kw・kwh(キロワット・キロワットアワー)

一見とても良く似ていますが、違いがあります。
  • kw(キロワット)
    発電できる力を示しています。
    【4kwの太陽光発電システム】とは、【4kw発電できる力のある太陽光発電システム】という意味になります。
    『【今】どれ位発電しているか』を示すときに使われます。


  • kwh(キロワットアワー)
    kwhの【h】は、時間のことです。
    【どれだけ発電したか】の電力量を表しています。

太陽光発電では、4kwのシステムを設置していても常に4kw発電し続けるわけではありません。
『年間どれ位発電するか』を知る場合には【年間の発電量=kwh】の単位が使われます。

系統連系

太陽光発電を設置しても、そのままでは売電できません。
既存の電線網に接続する必要があります。

この、電線に接続することを【系統連系】といいます。
電力会社の担当者がきて、売電メーターを取り付け・・・と手続きがありますが、太陽光発電の販売店で全て手配してくれるので、接続当日の立会だけで大丈夫です。

固定価格買取制度

2012年に施行された、自然エネルギーの買取に関する制度です。
太陽光の他、風力・地熱・水力・バイオマスで発電した電気を、一定期間、契約時に決定した価格で買い取ることを電力会社に義務付けました。

買取価格や期間は発電方法により違いがありますが、誰でも自宅で発電できる太陽光発電が特に注目されています。

太陽光発電では、平成26年度は10kw未満は10年間・1kwあたり37円、10kw以上は20年間・32円(税別)での買取が決定しています。

買取の単価は毎年度見直され、下落が続いています。
(詳しくは『最新の売電価格』参照)

【さ行】

シミュレーション

見積り依頼をした販売店が、太陽光発電導入で、月・年でどれ位発電するのか、どれ位電気料金の削減が出来るのか、どれ位売電が出来るか・・・を、グラフで表してくれます。

【思ったより発電しない】等の苦情対策のためか、実際の発電量よりも控えめに数値が出されることが多く、導入の際の大きな目安になります。

ただし、中には数値をごまかし、過剰な発電量をシミュレーションし、あまりメリットのない家庭にも太陽光発電を導入させる『あまり良くない』販売店も存在します。
必ず複数のシミュレーションを捕獲するようにしましょう。

遮熱効果

屋根に太陽光パネルを置くと、太陽光パネルが『日傘』のような役割をし、真下の部屋は夏は涼しく、冬は暖かくなります。

この現象を【遮熱効果】といいます。
屋根裏では約10℃、室内でも3〜5℃程度の変化が期待できます。

据え置きタイプ

家の屋根の上に、架台等を用いて太陽光パネルを設置するタイプの太陽光発電システムのことです。

既築はもちろん、固定資産税対策や将来の屋根材・パネル交換を考えて新築でも【据え置きタイプ】を選ぶ方も多くいます。

施工保険

太陽光発電では屋根に穴を開けて設置することが多く、雨漏りの心配をされる方も非常に多いです。

【発電量が落ちた】【パワコンが故障した】等のシステムに関する不具合はメーカー保証で対応できますが、【設置工事が原因】の雨漏りは、メーカー保証の対象外です。工事が原因の不具合については、販売店の用意する【施工保険】で対応しましょう。

施工保険では雨漏りの他、自然災害等に対応していることもあります。

販売店を選ぶ際の1つの目安になります。

全量買取

2012年7月に施行された『固定価格買取制度』で、新たに設定された買取区分。
太陽光発電を10kwを境にし、10kw未満は余剰買取(まずは自分で使い、余った分を売電)、10kw以上は全量買取(自宅等で使うことなく、発電した電気を100%売電に回せる)と決まりました。

産業用・事業用等ともいわれますが、法令上での区別はありません。

あくまで【設置容量】でのみ区分分けされており、個人宅等でも10kw以上設置すれば全量買取の対象となります。

ソーラーパネル

(『太陽光パネル』参照)

【た行】

太陽光パネル

【モジュール】・【ソーラーパネル】とも言われます。

屋根の上に載っている、太陽光発電システムの中で最も重要な部材です。

小さな太陽電池を複数まとめることで、発電量を得ています。

多結晶パネル

太陽光パネルの素材に、シリコンの多結晶を使ったパネルです。

単結晶パネルよりも低価格ですが、発電効率も劣ります。

日本のメーカーでは、家庭用として京セラが扱っています。(産業用では複数メーカー取り扱い有り)

太陽光発電システムが発売され始めた頃は、低価格な『多結晶パネル』が一般家庭への普及用として向いていると考えられていましたが、実際は高効率も単結晶パネルの方が普及しています。

単結晶パネル

太陽光パネルの素材に、シリコンの単結晶を使ったパネルです。

多結晶よりも発電効率が良く、また海外製の影響もあり、価格も以前より低下しています。

発電効率は東芝(アメリカのサンパワー社製)のパネルが最も発電効率が良く、20%を超えています。

多結晶・単結晶共に『シリコン』が原材料なので、急激な価格低下・高効率化は難しいと思われます。

定期点検

『太陽光発電システムはメンテナンスフリー』と言われますが、実際には定期点検・メンテナンスを行ったほうが良いでしょう。
メーカー側でも【4年に1回】を推奨しています。

費用は1解約2万円程度ですが、不具合の早期発見で保証期間内に交換できたり、発電量の低下を防ぐ効果もあります。

設置行スアに点検を依頼するパターンが多いですが、万一業者が倒産等していた場合は、メーカーに連絡すれば新しい業者を紹介してもらえます。

点検の内容は業者によって差がありますが、設置状況・電気系統の両方を確認してもらいましょう。

【汚れているから・・・】と、自分で水道水でパネルを洗うのは避けたほうが無難です。
カルキ等で逆に落ちにくい汚れがこびり付いてしまう可能性があります。
(詳しくは『維持費は必要か』参照)

【な行】


【は行】

売電(売電価格・売電期間)

売電とは、その名の通り【電気を売る】ことです。

太陽光で発電した電気は『固定価格買い取り制度』により、一定期間、契約時の単価で買い取ってもらえます。
通常の電気メーターとは別に、【売電用メーター】を取り付け、自宅で使い切れなかった分は自動的に既存の電線に流れていき、計測されます。

使った分の電気料金の請求と相殺されることはなく、口座振込みとなり、口座名義は契約者以外でも大丈夫です。(契約者→夫・振込口座名義→妻等)

売電の単価は毎年度見直され、見直しの度に下がっています。
(詳しくは『最新の売電価格』参照)

売電メーター

売電専用のメーター。
自宅で使い切れず、余った電気を電線に流す際に計測し、1ヶ月分を検針員がチェック→売電額が振り込まれます。

10年に1度の点検が義務付けられており、点検後は新しいメーターに交換する必要があります。

交換の際の費用はほとんどの電力会社で設置者、つまり自己負担です。
(北陸電力・東京電力・中部電力は電力会社負担)

アナログとデジタルがあり、交換費用が違います。
アナログでは2万円前後、デジタルでは10万円以上かかります。

事前に管轄の電力会社に確認をしておいたほうが良いでしょう。

パッケージ販売

太陽光パネルメーカー、パワコン等の部材や設置容量が予め決まっている販売方法。
一括大量仕入れが可能になるので、低価格で販売されることが多いです。

大手家電量販店や、ネット大手で扱っていることが多く、逆に工務店や専門店ではほとんど見かけません。

パッケージの内容と自宅の状況が一致すれば、導入価格をかなり下げることが出来ます。
しかし、『もう少し載せたい』『メーカーを選びたい』等のアレンジは難しく、仮に出来ても【別料金】が発生してしまい、結果的に価格のメリットは失われます。

メーカー等にこだわりがなく、導入価格を抑えたい方は検討しても良いと思います。

発電量

太陽光発電システムで、どの程度メリットが出るかは、導入価格・維持費と、発電量(売電量)で決まってきます。

発電量は【kwh】という単位で表され、4kwhとは、合計で4kw発電した、という意味になります。

年間発電量は【1kw×1000】で計算されることが一般的ですが、地域や設置状況に応じて変動があります。
また、【月単位】では発電量が大きく異なリ、5〜6月が最も発電量が多くなります。

化合物系のパネルでは【実発電量が多い】とも言われています。
化合物系パネルは陰の影響を受けにくく、また早朝や夕方等の日差しの弱い時にも発電するという特徴から、【思った以上の発電量が得られる】可能性があります。

パワーコンディショナー

太陽光パネルで発電した電気は直流で、そのままでは家庭内では使えません。
『発電した電気=直流』を『家庭で使える電気=交流』に変換する機械が【パワーコンディショナー】です。
交換の際に5%程度のロスが出ます。

太陽光発電システムの中で最も故障が多い機器と言われ、家庭用ではメーカー保証が10〜15年ついています。

故障した際の修理費は部品交換で2〜3万、買い替えで10万以上かかるので、保証期間が切れる前に、点検を受けておくことをお勧めします。

非常用電源

太陽光発電システムは、非常用電源としても活躍しますが、蓄電機能は備わっていないので、【日中の発電している時間帯】に限ります。
家庭内で普段と変わらず電気が使えるわけではなく、パワコンの『非常用コンセント』のみ使用可能で、1500wまでがほとんどです。

パワコンを【自立運転】に切り替えると、使えるようになります。
ケータイや充電式の乾電池を充電しておくだけでも、夜間に役立ちます。
ただし、発電量は天候に影響され、一定しませんので、パソコン等は動作が不安定になり、データ消失の恐れがあるので、充分に注意しましょう。

変換効率

変換効率とは、【太陽光のエネルギーを何%電気に変換できるか】の数値です。
現在の最高は、東芝(アメリカ・サンパワー社製)で扱っている太陽光パネルで、20.1%。
それでも、80%近くが『ムダ』になっている状態です。

東芝以外のパネル種類別には、ハイブリッド型のHIT(18%前後)が最も変換効率に優れていて、ついで単結晶(16〜17%前後)、多結晶(13〜15%前後)、化合物系(10〜13%前後)となっています。

補助金

太陽光発電を設置する際に、補助金が支給される自治体があります。
2013年度までは国からの補助金がありましたが、『充分に普及している』との見解で、終了しました。

しかし、自然エネルギーのより一層の普及をめざす自治体では、補助金や助成金の支給が続いています。
条件等は自治体により異なりますので、導入を検討している方は、お住まいの自治体に一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
(詳しくは『最新の補助金情報』参照)

【ま行】

メーカー保証

太陽光発電メーカーでは、少なくとも10年間は保証がついています。
この【10年間】とは、かつて国からの補助金が支給されていた時、条件に『10年以上のメーカー保証』があったからです。

現在では、更に保証の長期化が進み、海外メーカーではパネルの出力ハ20年以上がほとんどで、国内メーカーでも15年・20年の保証が増えています。

『10年保証は無料だが15年・20年の保証は有料』、『自然災害に対応している』等、メーカーにより内容が異なりますので、事前に充分確認しましょう。

また、メーカー保証はあくまで【機器の不具合】を保証するもので、工事が原因の不具合(雨漏り等)は保証対象外です。
(詳しくは『メーカー保証の内容』参照)

モジュール

(『太陽光パネル』参照)

【や行】

屋根

限られた土地や制約の中で建てられる日本家屋は、屋根形状の種類が多くあります。
主な屋根形状を挙げてみました。



片流れ屋根

太陽光発電と陸屋根

片方の方位にのみ、屋根が『流れているような』形状です。
南向きに流すと、広い面積で太陽光発電が可能になります。
切妻屋根

太陽光発電と切妻屋根

一般的に多く見られる屋根で、『本を開いて置いたような』形状をしています。
長方形になっているので、スペースが十分に確保できます。
寄棟屋根

太陽光発電と寄棟屋根

『4方向から寄せているような』屋根形状で、スペースの限られた住宅地に多く見られます。

三角に近い屋根なので、コーナーを無駄なく使えるパネルが向いています。
陸屋根

太陽光発電と陸屋根

マンション等に多く見られる屋根です。 自由に角度が付けられる反面、専用の架台が必要となるので、追加料金が係ることがほとんどです。
入母屋屋根

太陽光発電と入母屋屋根

伝統的な日本家屋の屋根形状です。
複雑な形状ですが、面積的には余裕のある家屋が多いです。

屋根一体型

屋根材と太陽光パネルを一体にしたシステムです。
新築時や改築時に提案されることがあります。

見た目が非常にスッキリとし、美しく仕上がりますが、固定資産税が加算されます。
また、万一不具合があり、パネル交換が必要になった時には、『屋根の交換』に近い状態となります。

以上のような心配点から、新築時でもあえて『据え置きタイプ』を選ぶ方もいます。

余剰売電

10kw未満の太陽光発電を設置した場合の売電方法です。
発電した電気を、【まずは自宅で使い、余った分だけ売電の回す】ことになります。
【余った分】の売電なので、どの程度売電収入が得られるかは、自宅の消費電力に左右され、個人差が大きくなります。

売電の単価(1kwあたりの売値)は、契約時の価格で固定され、10年間同じ単価で電力会社に買い取ってもらえます。

売電単価は毎年見直され、年々下落を続けています。
(詳しくは『最新の売電価格』参照)

寄棟屋根

(『屋根』参照)

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